とある介護の日々

認知症の祖母と二人暮らしの日常

誕生日

婆ちゃんは昨日、89回目の誕生日を迎えた。
夕べは婆ちゃんの好きなたこ焼きを買ってきて二人でお祝いした。ケーキ類は食べない婆ちゃんだが、昨日は食後に出したプリンも完食していた。

私からのプレゼントは、ニットのセーターと靴下だった。婆ちゃんは凄く喜んでくれた。

今日は月に1度の受診日である。
早速プレゼントしたニットを着てもらった。夕べの記憶は期待していなかったが、後で叔母に私からもらったセーターだと話していたらしい。

そして叔母と二人で、婆ちゃんの受診に付き添った。最近はめっきり発語が減って活気がないので、大丈夫なのか叔母が主治医に聞いてみた。

先生は、「穏やかに毎日を過ごしてもらうことが一番大事。以前は確かに今より話していたが、将来への不安がほとんどだった。」「今、とても穏やかになられているのは、お孫さんが同居されて安心されたことが大きいと思いますよ」と言ってくれた。

たとえそれが気休めだったとしても、叔母も私も、先生のその言葉が胸に染みて、とても嬉しかった。

受診の後、三人で寿司を食べに行った。婆ちゃんは以前からオムライスを食べに行きたいと話していたが、叔母の強い押しで寿司となった(苦笑)

今度、婆ちゃんと二人でオムライスを食べに行こう。正直、婆ちゃんには腹の立つことも多い毎日だが、穏やかで楽しい時間も、たくさん残しておきたいと思う。